・「集中力」と「パニック」

今回は「集中力」についてお話いたします。といってもこの分野に関してたくさんお伝えしたいことがあるので、まずは一つめといった展開をしていきます。

いきなりですが、みなさまはパニックになることはあるでしょうか?実際相談者様でもパニック症候群等を抱えており、私生活において支障が出るという方がおられます。
実際パニックはやっかいなもので、通常では考えられない精神状態を誘発し、まともにコントロールすることができません。しかしパニックが起こることによって、こちらもまた通常ではありえないような「集中力」を発揮することもあるのです。

一見、支離滅裂な話をしているようですが、とても単純な話です。
「パニック」も「集中力」も基本的にはどちらも精神面においては同じ分野で動いているのです。

こういう経験はありませんか?
なにか大きなショックを受けるようなことがあり、その時は心がひたすら動揺してしまって、何も考えることができない。それどころかまともな反応すら起こすことができない。
しかし、しばらくすると急激な心の暴走に体力が奪われ、グッと疲労感が襲ってきます。そうなると大抵の場合は少しずつ心が落ち着いてきますね。今もまだパニックの余韻はあるけれど、そんなことより今は疲れたと。とりあえず一息つきたい。

ここで、その時の頭の中を思い出してみてください。妙に思考回路が鮮明ではありませんか?ついさっきまでパニックで何も考えられないはずなのに、すっかり疲れてこれからどうしようかなんて落胆とともに考えていたら、いつもは思いつかないような解決策や、関係ないことでもなぜか冷静に判断できてしまう。「あれ、そういえば私この時こういう風に考えてたけど、今考えるとこうすれば簡単に解決するじゃん」とか、「まだどうすべきかわからないけど、なんとなく何とかできそう」などパニックの後は物事を好転させられるだけのアイデアが生まれたり、行動力に結び付いたりする。

大抵は、その時の頭の中をまともな状態ではないからと受け入れることができません。そのため、多くはその時のアイデアを否定してしまいがちです。しかしながら、後で思い返してみると100%正しいということはないにしても、あながち間違ってはいない、ということの方が多くはないでしょうか?

オルムスの視点では、これがまさに「集中力」なのです。パニックになることによって心が大きく動きます。そうすると、まるでトランポリンで思いっきりしゃがんでジャンプする時のように逆に普段は入れないような、深い集中力の域にも届くようになるのです。
ある意味ではケガの功名ですね。そういう点ではパニックを必ずしもマイナスの要素としてとらえる必要はありません。

もちろん、多くは力を発揮すべき場所でパニックになってしまうので、そのような「集中力」なんて後の祭りです。結果を考えるとならないほうが良いということがほとんどです。
ただ、そういう風にパニックをみたことはないと思うので、もし心が大きく動揺しそうになればふと「集中力」という単語頭によぎらせてみてください。必ずしも悪いものではないと位置づけるだけでもずいぶんと変わってきますよ。

パニックになればまともに思考できませんから、すぐには対応できないことも多々あると思います。
ですが、日々のちょっとした「意識」をもつことで心と体は必ず覚えていきますので、自然と「集中力」を身につける、きっかけになるかもしれません。
むしろパニックになれば「これは集中力を手に入れるチャンスだ!」ぐらいに、おかしな思考法ができれば、いつのまにか別人のように能力を発揮できるかもしれませんね。

 

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