・「恋愛」と人間関係は同じじゃない?

今回は恋愛のお話をしたいと思います。
長くなるので、2回に分けて書きます。

恋愛で多くの方が悩まれていることがあります。「相手が何を考えているかわからない」。そして「私のことをわかってくれない」と大きく分けるとこの2つが多いです。つまり「お互いを理解し合うことができない」ということですね。これは男女問わず悩まれている方が多く、セッションにおいてもこれが原因で「私はもうどうすればいいのかわからない」と深刻に悩まれて来られる方も少なくありません。

ではなぜ、恋愛においてこれほどこの悩みが多いのでしょうか?

これは恋愛が特殊で、かつ他と違うところである所以です。
その前に少し人間関係の面で説明をします。難しく感じるようなところがあるかもしれませんが、流し読み程度でみていってください。

例えば仕事上の場面で、会社の上司や同僚、取引先の相手等に、「私という存在を理解してもらえない」と考える方は意外と少数なんですね。なぜかというと、あくまでも仕事は公の場面であるから=仕事をスムーズに進めるためには必ずしも「私を理解してもらう」ということが必要ではないと考えている人が多数だからです。
また、友人関係に関してもそれに近いものがあるといえます。友達関係でも一定の線は越えないところでの、お互いの理解が求められ、無二の親友といえるほどの相手でなければこの境界線を越えることはほとんどないのです。

これは社会性という面で仕方のないことではあるのですが、人間とは何か、と聞かれると「自己と他者を認識し、何らかの関係を築きあう生き物」と言えます。つまり人間が人との繋がりをつくる際には利害関係というものが必ず付きまといます。それは意識していてもそうでなくてもです。利害関係が発生する以上は境界線を引き、それを守りながら関係を発展させていかなければなりません。その為、誰にでも「私のことを理解してもらう」ということを避けることになるのですね。

しかし、現代社会においてその例外に当たると考えられているのが「家族」と「恋人」なのです。

つまり「家族」と「恋人」、この二つの存在だけは「私の境界線」を超えてもいいと基本的には考えられ、むしろその関係性になることが大事だとされています。
※最近では映画等の創作物や風潮で「親友関係」がその特別な域の中に仲間入りしようという流れがありますが、大きくみるとまだこの二つだけが特別扱いされています。

特別な存在であるからこそ深い関係性を持ちたい。だから、問題も深刻になっていく。
長い説明が入ったけど、こういうことでしょ?そんなのみんなわかっているよ。となるかもしれません。
ただ、もしみんなわかっていたらこれほど悩む必要はないはずです。つまりどこかで大きな認識のズレが起きているわけですね。

それは何か、次の[後編]でお話します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です