・「私」という存在を伝えられる?

こちらはこのブログの続きです。

相手に察して欲しいならどうすればいいの?[前編]

前回までは、恋愛において「お互いが理解し合えない」悩みが多く、また、社会からみて本当に「理解し合える」関係が望まれているのは、「家族」と「恋人」。というところまでお話しました。今回は理解し合える関係をつくるためのポイントをお伝えします。

まず、「お互いが理解し合える」状態というのはどういうものでしょうか?性格や考え方、趣味や経済状態、将来の目標などを自分自身と相手双方がわかっていて、かつそれを互いに受け入れ合っている事だと考えられますね。

では少しイメージしてもらいたいことがあります。それは「私の事をまだ何もしらない恋人に対して私はこういう人間だ」ということを伝えることです。イメージの相手は今付き合っている方でも昔の方でも、架空の方でも構いません。また、相手がどういう反応をするかも今は特に考える必要はありません。大事なことは一方的でもいいので目の前の恋人に対して、「私はこういう人間です!」と伝えることです。

イメージできましたでしょうか?無事最後まで伝えられた方は、現実でも伝えることができ「理解し合える関係」を実現できる能力があります。
しかしながら多くの方はどうやって言えばいいのかわからない状態にあると思います。
これだけ私のことをわかってほしいのに、いざ伝えるとなると、言葉にできない。むしろ自分自身でもよくわからなくなる。こうなってしまうことは決して不思議ではありません。

実はこれは何か問題があるからではありません。むしろできなくて当たり前といえるほどです。
なぜなら、生まれてから多くの人は「私という存在の伝え方」という練習をしていないからです。子どものころから今まで思い起こしてほしいのですが、他の人と折り合っていくため「私を自重させる」練習は現在進行形でずっと行っています。しかしその逆はほとんどありません。
また「相手という存在の受け入れ方」という練習も同様に機会がありません。
進学や企業面接などで自己アピールの練習はしますが、それはあくまでも「社会人としての私」であって、「私そのもの」ではありません。

それを練習できる唯一の場は「家族」というグループですが、現代社会では多くの家庭がそういった面で機能できていません。(「家族」の問題はまたの機会にお話します。)

つまり表現方法もわからないのに表現しなければならない、反対に受け入れたいのに受け入れ方がわからない。これでは思うような関係性がそう簡単にはつくれません。

「言わなくてもわかってほしい、察してほしい。」「構ってほしいから相手からの連絡を無視したくなる」「普段なら絶対しないようなワガママを恋人だけに言う」「思ってなくても嫌われるような嘘を言ってしまう」「恋人の前でなぜか幼稚な態度をとってしまう」

こうした自分自身でも理解不能な感情、言動も「恋人」であるが故に一線を越えた関係になりたい、けれどもどうやって表現し合えばいいのかわからないという声の現れなのです。

そして自分自身の中でどんどん複雑になってしまい、どうして付き合っているのかさえわからなくなることも少なくありません。それで相手と別れてしまうばかりか、他の人とも似たような結果を繰り返してしまい、深い関係をつくる前に終わってしまいます。

そうしてみてみると実に難しそうですが
「私を表現する方法が」わからなくても「お互いを理解し合える関係」の下地をつくる簡単な方法があります。
それは「私を上手く表現できない」ということを正直に伝えることです。
「表現の仕方がよくわからないから迷惑をかけることがあるかもしれないけれど、『お互い理解し合える』よう進んでいきたい。」
そう伝えることで、二人の関係で足りないモノを受け入れることができ、協力しながら関係を深めていくことに前向きになることができます。

今すぐ「理解し合える」必要はありません。できないことに対して、互いに力を合わせて問題と向き合う姿勢をつくることが、まずなにより大事なのですね。

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